ウインドリバーは11月1日、「VxWorks 6.0」をベースとした汎用プラットフォーム「Wind River General Purpose Platform 3.0」を発表した。
「General Purpose Platform, VxWorks Edition」と名付けられた今回の新バージョンは、業界で最先端のリアルタイムOSや統合開発環境「Wind River Workbench」、信頼性・堅牢性に優れたミドルウェアをシームレスに統合できるランタイム環境を提供するもの。これにより、企業はコネクティビティ、セキュリティ、信頼性に優れた高品質なデバイスソフトウェアを実現可能になるという。
新バージョンでは現行VxWorks 5.5との互換性が確保されているため、企業にとって大きな問題となるシステム移行が容易。また、メモリ管理ユニット(MMU)による新しいメモリプロテクション機能も提供されている。さらに、エラー検知とレポーティング機能が強化されたことで、基本的なメモリ関連のプログラミングエラー検出も容易になった。そのほか、VxWorksとLinux間のメッセージングチャネルにより、トランスペアレントなプロセス間通信をサポートしているのも特徴だ。
同社では、今月上旬を皮切りに開発者向けの総合技術イベントWind River Developer Conferenceを世界規模で開催、今回発表したテクノロジーの詳細についての情報を提供する。日本では、12月2日にゲートシティ大崎にて開催する予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」