東京フォレックス・フィナンシャル(FXF、五味猛政社長)は10月8日、BeOSの後継OS「Zeta(ズィータ)」をバンドルしたパソコン「FXF-BeJ(エフエックスエフビージェイ)」を、同社のネット通販サイトで発売した。
新製品は、起動の早さ・マルチタスク処理の強さが特徴の「Zeta」をOSに採用。CPUにはAthlon XP 2000+を搭載し、512MBのメモリ、120GBのHDD、DVDコンボドライブを備え、14.1インチTFTモニタ、キーボード、マウス、スピーカーをセットにして、価格は10万2900円。「Zeta」バンドル済のため、手元に届き次第、すぐに使える。
「Zeta」は、米Be社が開発した「BeOS」の後継として、独yellowTAB社が改良を加えたOS。BeOS R5(Release5)をもとに現在開発中で、今回の新製品に搭載するのは「Zeta RC3版」(製品候補版)となる。「Zeta」の特徴としては、少ないマシンパワーでも稼動し(「FXF-BeJ」では起動まで30秒)、マルチタスク方式に「非協調性マルチタスク」を採用しているため、公平にデータ処理の機会を与えることで、例えばCDの書き込みをしながらビデオ再生などにも対応できる。BeOS用の多数のアプリケーションを再コンパイルすることなく利用できるのもメリット。
FXFでは、これまで「Linasisシリーズ」において、Linuxシステムをバンドルしたデスクトップ・ノートPCを製品化してきた。今後も、さまざまなOSを搭載したPCを投入し、オープンソース市場の拡大を狙う。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
働くあなたの心身コンディションを見守る
最新スマートウオッチが整える日常へ
Copilot + PCならではのAI機能にくわえ
HP独自のAI機能がPCに変革をもたらす