日本NCR、細井氏とフクシマ氏の共同社長体制で「世界戦略に貢献」

 日本NCRは9月21日、8月2日付で代表取締役共同社長に就任した細井英樹氏(前副社長)と、執行役員共同社長から9月21日付で代表取締役共同社長に就任したグレン・S・フクシマ氏が揃って会見、フクシマ共同社長は「すべてにおいて協力し、日本、中国を始め世界戦略に貢献していきたい」と語った。

 細井=フクシマの共同社長体制としたことについて本田敬吉会長は、「ハードから保守など一貫サービスを要求される日本では縦、横軸の連携が要求される」として、共同経営体制によって各々の得意分野を生かせるメリットを挙げた。今後、共同責任のうえで事業拡大を目指すことになる。

 細井共同社長は、5事業のうちこれまで通りテラデータ事業本部と流通システム本部の2事業を統括する。テラデータソリューションと流通ソリューションの2ケタ伸長に注力し、「大手システムインテグレータと提携したパートナー販売を現在の10%弱から20−25%にする」と語った。

 フクシマ共同社長は、主に金融ソリューション事業最適化、人事教育部門を中核に社内業務サポート部門の構築・統括、関連会社との関係調整なども担当する。「横断的に日本NCRの体制を強化し、世界戦略における一貫性にも貢献していきたい」とした。

 同社の日本法人の売り上げは前期(03年12月期)が約550億。今期(04年12月期)は横ばいを予想している。

 今回、代表取締役共同社長に就任したフクシマ氏は、米通商代表部代表補代理、日本AT&T副社長、日本ケイデンス・デザイン・システムズ会長などを経て8月2日付で執行役員共同社長として日本NCR入りした。

日本NCR

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