宇宙からの説明のつかない無線信号が先ごろ受信されたが、これについて異星人による通信である可能性があると、New Scientist.comが伝えている。
この信号はプエルトリコのアレシボにある強力な電波望遠鏡が受信したもので、SETI@homeプロジェクトによると通常のものとは素性が異なるという。同プロジェクトでは、ボランティアのPCユーザーから提供された数万台分の計算処理能力を利用して、地球外知性体を見つけだすために天文データの処理を行っている。
「SHGb02+14a」と名付けられたこの信号は、魚座と牡羊座の間にあるほぼ同一の地点から発信されたもので、合わせて3回確認されている。SETI@homeのチーフサイエンティストによると、これは同プロジェクトが観測したなかで、これまでで最も有望なものの1つだという。
SHGb02+14aの正体については、ほかにも、これまで存在が知られていなかった天体現象によるものとする仮説や、望遠鏡の出す騒音とするもの、あるいは同プロジェクトのグリッドコンピューティング・ネットワークがハックされた結果生じたとするものなども指摘されている。
たとえこの信号が人工的に作り出されたものでなかったとしても、非常に興味を惹くものであることに変わりはない。これまで異星人による通信と考えられた信号のなかには、後に初のバルサー(中性子星)観測だとわかった例が少なくとも1つはあった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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