日本IBMとオープンウェーブシステムズは、IBM eServer xSeriesに、オープンウェーブの電子メールソフトウェアOpenwave Email Mxまたは迷惑メール対策ソフトウェアOpenwave EdgeGxを組み合わせた2種類の「Linux版E-メール・ソリューション」を用意し、国内の大手通信事業者など向けに販売する。日本IBMが9月3日に明らかにしたもの。
両ソリューションはLinuxを採用しており、「大手通信事業は従来のUnix版と比べ、システム構築費用を最大半額に、運用/管理費用を含めた総所有コスト(TCO)を大幅に削減できる」(日本IBM)。各ソリューションの概要と販売開始時期は以下の通り。
大容量メールの処理が可能で、分散アーキテクチャによる高信頼性、高可用性、高性能が特徴のメッセージングソフトウェアという。「今後は、最新ストレージ技術などを積極的に導入し、さらなるTCO削減につながるソリューションを追求する」(日本IBM)。販売開始は2004年12月の予定
迷惑メールのトラフィックを制御するソリューション。学習能力付きコンテンツ解析機能を備え、「最大80%という高い検知率を低コストで実現する」(日本IBM)。今後は業界標準などの動向に合わせた新機能の追加、法的傍受やメッセージアーカイブなどの技術も追加する。販売開始は2004年9月末の予定
なお、当初オープンウェーブは大手通信サービス事業者に、日本IBMは大容量メールサーバを持つ従業員数約1万人以上の企業に販売を行っていく。
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