本田技研工業(ホンダ)が、同社の自動車にIBM製の音声コマンドで動作するカーナビシステムを搭載することになったと両社が発表した。業界初の試みとなる同システムでは、ドライバーが目的地の住所を口で伝えると、システムが音声で道順を案内する。同システムは米国本土の都市名や住所のほかに、Zagat Surveyに掲載されたレストランの名前も認識する。
IBMはMicrosoftなどと並んで、もう何年も音声アプリケーションの普及に取り組んできているが、ほとんど成功を収めていない。だが、企業各社はここ数年で、アプリケーションに音声による起動/認識機能を追加し、コンピュータが音声による短い命令を解釈するだけいいようにする取り組みに開発の焦点を移してきている。そして、この重点の変更以来、音声アプリケーションは売上が伸び始めた。ホンダは、同システムを2005 Acura RLモデルに標準装備するほか、2005 Acura MDXや2005 Honda Odysseyでもオプションとして提供する予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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