ISS、情報漏えい対策の統合サービスを提供開始、初年度10社の導入見込む

 セキュリティベンダーのインターネットセキュリティシステムズ(ISS、林界宏社長)は9月1日、企業の情報漏えい対策として、システムの脆弱性検査から、プライバシーマークの取得、社員のセキュリティ教育までを一貫して行うサービス「X-Force個人情報漏洩対策統合ソリューション」を開始すると発表した。

 新サービスは、これまで同社が提供してきた、セキュリティ診断サービスや不正アクセス検知および防御システム実装サービスといった技術的な安全管理対策などを支援する「X-Forceプロフェッショナルセキュリティサービス」をアップグレードしたもの。新しくサービスとして提供するのは、セキュリティ体制や規定の整備を目的とした「現状分析支援」と、最適な運用管理を可能とする「運用管理支援」。サービス内容の充実によって、新規顧客を開拓することが狙い。

 「現状分析支援」では、組織の現状を把握するために個人情報保護法とのギャップを調査、組織として管理対象となる個人情報特定の支援、個人業務を取り扱う業務の分析などを行う。「運用管理支援」では、プライバシーマーク取得の支援や、ISMS/BS7799認証取得の支援、人的な安全対策の監査および評価、セキュリティ教育・訓練、セキュリティ運用支援などを提供する。初年度は10社の導入を見込んでいる。

インターネットセキュリティシステムズ

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