日本IBMは9月1日、仮想化技術を搭載したソフトウェア製品群「IBM 仮想化エンジン・スィート:IBM Virtualization Engine Suite for Servers(VE Suite)」を発表した。仮想化エンジン(VE)を使用すると、OSが異なるさまざまサーバやストレージを統合し、単一システムとみなして一元管理/運用できる。
VE用ソフトウェアをパッケージ化したVE Suiteは、AIXおよびOS/400対応サーバ用と、SolarisおよびWindowsサーバ用の2製品を用意する。税込み価格はいずれも1CPU当たり160万円から。構成内容は以下の通り。
また、同社は自律コンピューティングとグリッドコンピューティング技術を使ったシステムに関し、VE Suiteを活用する取り組みを新日鉄ソリューションズ(NSS)と協力して推進する。日本IBMはNSSの活動を支援するため、eServerコンピテンシーセンター(eSCOC:eServer Center of Competency)をサービス構築の実証実験向けに提供するほか、技術支援も行う。
NSSが提供を予定しているVE Suiteベースのサービスは、「仮想化エンジンを適用した異機種間システムリソース最適化運用サービスの基盤構築」「仮想化エンジン適用による事前障害予測対応サービスの基盤構築」「仮想化エンジンを適用したデータセンターサービスの基盤構築」の3種類。
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