楽天は8月18日、ワールドトラベルシステムと業務提携するとともに、同社株式の一部を取得すると発表した。これにより、楽天は旅行サービスサイト「楽天トラベル」で海外航空券の予約/販売サービスを2004年11月に開始するなど、本格的な航空券事業の展開を図る。
ワールドトラベルシステムは、海外航空券専門のホールセラー。海外個人旅行手配用のデータベースと航空会社のコンピュータ予約システムを連携させるシステムを構築し、旅行会社にインターネット上の海外航空券予約システムSkyRepとして有償提供している。資本金は5800万円。発行済み株式数は1160株。現時点のところ、楽天とのあいだに資本関係はない。
楽天は、9月10日付けでワールドトラベルシステムの第三者割当増資のうち50株を引き受ける。さらに、既存株主から270株を譲り受けることも予定している。
ワールドトラベルシステムとの業務/資本提携を通じ、楽天はSkyRepによる海外航空券の予約/販売サービスを2004年11月より楽天トラベルで利用できるようにする。さらに、楽天は楽天トラベルと宿泊予約サイト「旅の窓口」を、2004年9月に統合する計画も明らかにした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」