NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は東京海上火災保険(東京海上)と共同で、情報セキュリティのリスク管理とファイナンシングを包含した企業向けトータルセキュリティソリューションの提供を9月より開始する。これは、NTT Comのセキュリティ教育や監査、システム構築・運用といったノウハウに東京海上の保険サービスを組み合わせたものだ。
近年では各業界でコンピュータウイルスや不正アクセス、取引先企業による機密・個人情報の漏えいなどの被害が増大しており、セキュリティ対策の抜本的な見直しが必要とされてきた。今回提供を開始するソリューションは、これらの脅威に対する適切なリスク管理の実施、理想的なセキュリティ体制の構築を目的としている。
両社が提供するサービスは、企業の現状把握から情報セキュリティリスクの財務インパクト分析を行い、損害保険付きセキュリティ対策パッケージや保険料設計を導入。取引先企業も含めたボリュームディスカウントや、定期・随時セキュリティ検針、1年ごとのサービス更新などからなる。
両社では、大企業とその取引先などを想定顧客として、2005年3月までに1000セットの販売を見込んでいる。
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