世界中の子供たちの間で絶大な人気を誇るミッキーマウスの人気にあやかろうと、Walt Disneyはこのマンガのキャラクターの形をしたPCを開発し、米国時間5日にこの発表を行った。このPCのモニターには、ミッキーのあの耳もしっかり付いている。
「Disney Dream Desk PC」という名のこのデスクトップPCには、同社ブランドを冠した各種のアプリケーションが同梱されており、子供たちがお絵かきや写真の編集、作曲、映画のシナリオ作成と監督などができるようになっている。TFTをつかった液晶ディスプレイは、ミッキーマウスの形をしており、付属するマウスは小さな手でも扱いやすいように設計されている。
子供向けのPCというアイデアは、以前にも試みられたことがあったが、大した成功を収めてはいない。玩具メーカー大手のMattelは4年前に、Barbieなどのキャラクターにちなんだコンピュータを発売したが、提携先のPatriot Computerが生産の発注を受けて間もなく破産宣告をしてしまうという目に遭っている。
今回Disneyが発表したデスクトップPCは、ドイツのMedionというPCメーカーが開発したもので、IntelのCeleron D 330プロセッサとATI Technologiesの3Dグラフィックカードを搭載する。さらに内蔵型スピーカー、DVDプレイヤー、CD-RWドライブ、そしてデジタルペンも付属する。同システムには、Windows XPオペレーティングシステムや、電子メールフィルタ、ブラウザ用フィルタおよびポップアップブロック用のソフトウェアがプレインストールされている。
また、このPCにはDisneyの人気キャラクターのちなんだゲームも数種類バンドルされており、「Mahjongg(マージャン)」「Extremely Goofy Skateboarding」「Adventures in Typing with Timon & Pumbaa」などが楽しめる。さらに、同社の運営する「ToonTown Online」への14日間無料アクセス権も付属する。
このPCの小売価格は599ドルで、299ドルのモニターは別売り。Disneyの運営する小売店舗やオンラインでは8月12日に発売になり、また大手チェーンのCompUSAでの販売は9月12日からとなると同社は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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