NTTデータ、200人規模のOSS専門組織「オープンソース開発センタ」を設置

 NTTデータは、同社のオープンソースソリューションProssimoの開発拠点として、技術開発や事業本部などへの技術支援・サポートなどを行うオープンソースソフトウェア(OSS)専門組織「オープンソース開発センタ(OSDC)」を設置した。NTTデータおよびグループ会社でOSSにかかわるシステムインテグレーションや技術開発を行っている要員を集約し、200名を超える組織となる。

 NTTデータは、2003年12月にオープンソースソフトウェアセンタを社内に設置して、Linuxを中心としたOSSを活用したシステム構築基盤の開発・サポート体制の拡充を行ってきた。Prossimoは同社がシステム開発から保守サポートまでを提供するフルオープンソースソリューションだ。

 このProssimoをコンポーネントソリューションとして活用するにあたり、課題となるOSS各製品の維持管理計画の不明確さ、組み合わせによる動作保証などについてノウハウを蓄積するためにOSDCが設置された。

 OSDCは、OSSに関する戦略策定に加えて、システム構築に当たっての技術サポートと技術開発を中心にOSSの利用を推進する。技術開発には、OSS製品の評価と各々のソフトの整合性の検証、ミドルウェアや開発支援ツールの開発などが含まれる。

 今後、OSDCはVAリナックスとの提携により故障解析ツールの共同開発を進めるほか、北京NTTデータを拠点とした北京オープンソースソフトウェアセンタの設置など、OSSの強化施策も実施していく予定としている。

NTTデータ

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