DDIポケットとアステル沖縄は、沖縄県内のPHS事業を共同で行うことに基本合意したことを発表した。アステル沖縄は、2005年1月を目途にDDIポケットのネットワークを利用したサービスへと移行する。
共同で事業展開を行うにあたっては、DDIポケットの課金システムが採用される。料金体系も基本的にDDIポケット側のものを利用することになるが、沖縄県内においてはDDIポケットの料金メニューに加えて、アステル沖縄の料金メニューの一部も引き続き提供する予定。料金体系が変更される部分でも、従来と同等の料金水準を確保するとしている。
ネットワークの変更にともない、ユーザー利用端末の変更が必要となるが、現在の電話番号は変更されない。2005年1月を目途に従来の端末は利用できなくなるが、事前にユーザーへ新端末が送付される予定だ。
共同事業の開始前期間においては、アステル沖縄はDDIポケットの代理店として機能し、新規規約の取り次ぎなどを行う。
アステルは2003年末のアステル九州のサービス終了以降、グループ各社でサービスの終了や新規申し込み受け付けの停止などが相次ぎ、利用エリアの大幅な縮小と事業者数の減少によるコスト負担増が問題となっていた。今回、DDIポケットとの共同化により、全国での利用エリアは拡大されたことになる。
今回の発表は基本合意であり、具体的な共同事業のあり方については、今後の協議を踏まえて決定するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス