シマンテックは7月20日、多機能ファイアウォールアプライアンス「Symantec Gateway Security 300シリーズ」を発表した。同320および同360という2つのモデルを用意する。複数のセキュリティ機能を単一アプライアンスとして統合した製品で、特に「小企業での使用を考慮して設計した」(同社)という。両モデルとも価格はオープン。
同シリーズの製品は、6種類のセキュリティ機能(ステートフルインスペクションファイアウォール、侵入検知、侵入防止、アンチウイルスのポリシーエンフォースメント、コンテンツフィルタリング、IPsec準拠VPN)を備えるゲートウェイ。ウェブ閲覧や電子メールなどのネットワークトラフィックについて、インバウンド/アウトバウンドの双方を保護する。
IEEE 802.11gおよび同b準拠の無線LANアクセスポイント用オプションを使うと、IPsec VPNトンネルで無線LANクライアントとゲートウェイを接続できる。
LiveUpdate技術に対応しているので、ファームウェアやウイルス定義ファイルなどを常に最新の状態に保てる。セキュリティゲートウェイ管理インターフェース(SGMI)を備えており、遠隔地からウェブブラウザによる管理が可能。
接続されている主ブロードバンド接続が使用できない状態になった場合は、自動的にダイヤルバックアップ機能が働き、インターネットへの接続を引き継ぐ。また、モデル 360にはWANポートが2つあり、別プロバイダへの同時アクセスが行える。その結果、帯域幅を広げたり、接続不能時に回線をバックアップしたりできる。
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