Microsoftは米国時間8日、形の美しさを重視した、デザイナーマウスの新コレクションを発表した。
同社が発表したのは、コードレス型が2機種と従来型1機種の合わせて3つのモデル。新機能と、「cobalt basin」「crimson fire」「mood ring」という変わった名前の色が特徴だ。従来型モデルは落ち着いたブルーとオレンジの2色で、有名な工業デザイナーのPhilippe Starckが設計を手がけたものだ。
「われわれは今回初めて、著名なデザイナーと共同で新製品を開発した」とMicrosoftハードウェアデザイングループのディレクター、Ken Fryは声明の中で述べている。「Philippe Starckは、ジューサーからトランクまで、ごくありふれたモノを素材にして素晴らしいデザインを行なうことで世界的に有名だ。今回マウスのデザインを依頼するにあたり、同氏は打ってつけの人物だった」(Fry)
ハードウェアのデザインに凝ることは、コンピュータ業界では目新しいことではない。巧みな色使いやデザインで常に新しい流行をつくりだしているAppleは、5年前にタンジェリンやライムといったカラフルな半透明のiMacを発売し、コンピュータのデザインに関する基準を引き上げた。
他のハードウェアメーカーもAppleの動きにすぐに追従した。Hewlett-Packard(HP)はBarbie人形のトレードマークであるピンクとグレーでデザインされた「Barbieプリンタ」を、またIBMはカラフルなノートPCの新シリーズを、それぞれiMacと同じ年に発売している。
今回Starckがデザインした「Optical Mouse」はエルゴノミクス(人間工学)にも配慮してあり、右利き、左利きどちらのユーザーにも対応できる。
「人々はコンピュータを使って、素晴らしいことを行なっている。しかしながら、人とマシンをつなぐ接点の重要性が軽視されていることがあまりに多すぎる」と、Starckは声明のなかで述べている。「PCとそれを何に使うかということは、我々の一部といえる。どんな服を着るか、どんな音楽を聴くかといったことと全く同じように、そのことが自分がどんな人間であるかを定義するからだ。私はこのことを念頭に、人々と、彼らが日常的に使う技術とをつなぐアーティスティックな架け橋をつくるつもりで、このマウスをデザインした」(Starck)
Starckのマウスにも、2つのワイヤレスモデルにもスクロールホイールがついており、ユーザーはWindowsのスクロールバーを使わなくてもウェブページや文書内を移動できるようになっている。いずれのモデルも、平均的な電池の寿命は6カ月以上とされている。
なお、Starckのマウスは小売価格で34.95ドル、Optical Wirelessマウスは44.95ドル、ワイヤレスのIntelliMouseは54.95ドルの予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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