ソニーは7月1日、初代ウォークマンの誕生から25周年を迎えたことを記念して都内でパーティを開催した。会場には1979年7月1日に発売した1号機「TPS-L2」からこの日発表されたHDDポータブルオーディオプレーヤー「NW-HD1」まで歴代のウォークマンが展示された。
会場で挨拶に立ったソニー 取締役 代表執行役 社長兼グループCOOの安藤国威氏は「ウォークマンという和製英語は世界に広まり、いまやOxford English Dictionaryにも載っている。ウォークマンは(どこでも音楽を聞けるという)文化を作ってきた」と自信を見せる。ウォークマンの累計出荷台数は2003年度末で約3億4000万台にのぼるという。
同日発表された「NW-HD1」については「ウォークマンの新しい大きな進化」と安藤氏は話す。同社がHDD内蔵ウォークマンを出すのはこれが初めてのこと。「2004年はコンテンツとハードの融合がビジネスモデルとして実現する重要な年」(安藤氏)として、NW-HD1を戦略製品として育てていく考えを示した。
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