インテル、32/64ビット対応「Nocona」チップを公開

Michael Kanellos(CNET News.com)2004年06月29日 17時20分

 Intelは米国時間28日、32ビットと64ビットの両ソフトウェアに対応する同社初のチップを搭載したワークステーションが発売になったことを発表した。同チップのサーバ版については、2カ月以内に登場するという。

 これまで「Nocona」という開発コード名で呼ばれていた新しいXeonプロセッサは、3.6GHz以下の速度で動作するもので、これに対応する「E7525」チップセットも同時に登場した。このチップは、現在出回っている大半のPCや小型Linuxサーバで動作する32ビットソフトウェアと、複雑なデータベースプログラムのような64ビットソフトウェアの両方を動かすことができる。

 32/64ビットXeonの最初のバージョンは、デュアルプロセッサのワークステーション用に設計されている。DellやHewlett-Packard(HP)をはじめとするコンピュータメーカー各社が、同チップを搭載したマシンを発表しており、価格のほうは構成によって850〜1800ドルとなっている。

 Intelでエンタープライズプラットフォームグループのゼネラルマネジャーを務めるAbhi Talwalkarは、同チップのサーバ版が60日以内に登場すると述べた。また、4基以上のプロセッサ搭載サーバに利用できる32/64ビットチップは、2004年末から2005年初頭にかけて登場すると同氏は付け加えた。

 このような状況にもかかわらず、SuperMicroなどの小規模PCメーカー各社は、すでに32/64ビットXeonを搭載するサーバを発表している。さらに、デジタル編集ソフトウェアメーカーのAvid Technologyといった一部の企業は、32ビット版のIntel対応製品をチューニングして64ビットモードで動作できるようにした、と発表している。

 IntelおよびAMD製の最新チップの大半は、32ビットソフトウェアしか動かすことができず、データは32ビット単位でしか処理できない。これらのチップにとって最大の制約の1つは、メモリを4Gバイトまでしか扱えない点だ。これは、ハイエンドマシンでもわずか1Gバイトしか搭載しておらず、今後数年は4Gバイトを搭載する可能性が低いデスクトップでは問題にならないものの、サーバメーカー各社はこのメモリの制約に不満を訴えていた。

 AMDは昨年、人気の高いx86アーキテクチャをベースにした初の32/64ビットチップであるOpteronをリリースした。同チップはIBMはHP、Sun Microsystemsのサーバに採用されてきている。Opteronが登場するまで、AMDのチップを自社の法人向けマシンに採用する大手コンピュータメーカーはほとんどなかった。

 Noconaチップ搭載ワークステーションは、既存の32ビットモードXeonと比較した場合、全体でおよそ30%のパフォーマンス向上が見られるとTalwalkarは説明し、64ビット機能が使えるようになれば、さらに性能が向上するはずだと付け加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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