Intelは3月2日、4プロセッササーバ向けの新Xeonプロセッサの発表を計画している。
情報筋によると、Gallatinファミリの1つにあたる新チップは3GHzで動作し、4MBの3次レベルキャッシュを搭載するという。現行のGallatinチップは、最大2.8GHzで動作し、2MBのキャッシュを搭載している。新旧Gallatinチップともに、533MHzのFSBで動作する。
情報筋の話では、Dell、Hewlett-Packard(HP)、Unisysなどのメーカーは、比較的早期に同チップを新サーバ製品へ搭載すると見られているという。
新しいチップは、既存のチップのアップグレードの色合いが強いが、Intelにとっては重要な市場への扉を開くものとなる可能性がある。4プロセッサ構成のサーバ市場は、伝統的なRISC(Reduced Instruction Set Computer)ベースのUnixサーバと、Xeonのようなx86チップを搭載したIAサーバとが繰り広げる戦いの最前線となっている。
現在、x86チップを搭載したサーバは、総出荷数の約90%にも上るが、これらのサーバの多くは1つないしは2つのチップを搭載したもので、売上の点では、業界年間総売上の約半数を占めるに過ぎない。
Intelでは、9カ月程度の間合いを置いて、この市場に向けた新しいプロセッサを投入している。2.GHzのGallatinプロセッサを投入した前回のリリースは、2003年6月だった。サーバメーカーや顧客企業はあまり頻繁に新しいパーツをテストすることにはなりたくないと考えているため、こうしたやり方が採られている。現行製品の2.8GHz Gallatinの価格は、1000個出荷時で3692ドルとなっている。
AMDのOpteronもまた、4プロセッサ構成のサーバで使用できる。
なお、Intelの新しいチップには、先月発表になった64ビット機能拡張は含まれていない。同機能が搭載されるのは、1ないし2プロセッサ構成のサーバ向けとなる「Nocona」チップからである。
Gallatinの後継であるPotomacは2005年に登場の予定だが、これは64ビット機能拡張を持つ初めての4プロセッササーバ向けチップとなると、同社CEOのCraig Barrettは述べていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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