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IE改良の可能性が浮上--マイクロソフト、エバンジェリストを新たに任命

Munir Kotadia (ZDNet UK)2004年06月23日 09時31分
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 Microsoftは、Internet Explorer(IE)ブラウザの製品管理チームに新しいメンバーを追加したが、このことから同ソフトウェアの機能向上が図られる見込みが高まっている。

 アナリストのなかには、今回の新メンバー任命で、Windowsオペレーティングシステム(OS)の次期大型バージョン「Longhorn」がリリースされ、IEの重要性が薄れ始める前に、 これまで数々の批判を浴びてきたIEが改良される、と考える者もいる。

 新たに製品管理チームに加わるのは、Microsoftのテクニカルエバンジェリスト、Dave Massy。同氏は初期のIE開発に携わっていたが、数年前にLonghornチームに異動になっていた。この異動は、ちょうど同社がNetscapeとの競争に勝ち、ブラウザの大幅改定に対する興味を失った頃の話だ。米国時間21日付けのMassyのブログには、「今回の異動は大したニュースではない」と記されているが、今後は開発チームに顧客の要望を伝える仕事をすると認めている。

 「Internet Explorerチームが存在しており、Microsoftが同ソフトウェアを放り出したわけではないという点を繰り返す以外に、現段階で特に付け加えることはない」(Massy)

 「テクニカルエバンジェリストとしてLonghornの開発に取り組んだことは非常に楽しかったし、AvalonやLonghornがもたらす機能には今もワクワクしている。だが、今こそ私が製品チームに戻るべきタイミングだった」とMassyは述べている。

 Microsoftは2003年6月に、今後はスタンドアローン版IEブラウザの新バージョンをリリースしないと発表し、いずれIEはLonghornの一部として統合されると述べた。

 しかし、Longhornはまだこの先2〜3年はリリースされそうになく、また多くの企業はなかなか利用しているOSのアップグレードを行わないことから、Longhornが広く普及するのは、3年以上先になる可能性がある。

 Redmonkのシニアアナリスト、Stephen O'Gradyによると、MicrosoftがIEの改良を決めたのは、同社が実質的に独占状態にあるブラウザ市場を守りたいからだという。

 「Longhornは、Microsoftが当初想定した時期にはリリースされない。またユーザーはおそらく、安定したブラウザが出るまであまり長くは待てないだろう。そこでMicrosoftは、この間の応急措置としてIEを強化することにしたのだ」(O'Grady)

 O'Gradyによると、Longhornはインターネットとクライアントの「境界を曖昧」にするよう設計されているという。つまり、ブラウザはユーザーとインターネットを結ぶ主なリンクではなくなるということだ。

 「Longhornにはブラウザーの重要性を引き下げるような技術が数多く盛り込まれることだろう」(O'Grady)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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