Microsoftが米国時間14日、Windows XP Service Pack 2(SP2)の「Release Candidate 2(RC2)」をリリースした。同社はこれが最後のテストバージョンになることを望んでいる。
RC2には、ユーザーが自分のマシンに今までより強固なセキュリティを適用できるようにするため、多数の改善が加えられている。同社は、先月中にRC2をリリースする予定だったが、いくつかのWindowsファンサイトによると、どうやら互換性の問題にぶつかってリリースが遅れたようだ。
Microsoftは7月に最終製品をリリースする予定であるが、今回の遅れによって、同社の対応が最新スケジュールに間に合うのか否か疑問視されている。同社は、製造工程向けリリース(Released To Manufacturing)としてRC3を公開し、コードを最終確認する必要があるか否か、現時点ではわからないとコメントしている。なお、RC1は今年3月に発表された。
「Windows XP SP2は、今夏のリリースに向け、最終的なテスト段階に入っている」と、Microsoft関係者は電子メールのなかで述べた。
Microsoftのサービスパックにはつきものの、いつもの一連のバグ修正に加え、SP2には複数の新機能も搭載されている。改善点の大半はセキュリティに関するもので、PCの主要な保護設定を全体的に把握できるSecurity Centerの追加、改善されたファイアウォール、その他の微修正が含まれる。
SP2の開発には、当初Microsoftが想定していたよりもはるかに多くのリソースが投入されている。2006年以降にリリースが予定されるWindowsの次期大型アップデート「Longhorn」の開発に携わっていた技術者らをSP2の開発に配置転換する必要があったと複数の幹部は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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