Adobe Systemsは米国時間10日、広く普及している同社のPDFフォーマットを、Linuxを組み込んだ家電製品でも利用できるようにする計画を発表した。Adobeは、組み込み用Linux OSで動作するデバイス向けのAdobe Readerソフトウェアを生産する。このアプリケーションを採用する最初のデバイスは、ソニーが製造する車載ナビゲーションシステムだ。同システムでは、ネットからダウンロードした地図や旅行案内などのPDFファイルを表示するできるようになるという。
Adobeは現在、文書の電子配布用に広く使われているPDFの用途を拡大し、企業データ交換用の基盤に変えようとしている。PDFファイルを閲覧するためのReaderアプリケーションは、PalmやPocket PC、Symbianなど多数のモバイルデバイス用OSで動作するバージョンが出されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス