日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月8日、次世代の大容量光ディスク規格Ultra Density Optical(UDO)に対応したアーカイブストレージ「HP StorageWorks Ultra Density Opticalファミリ(UDOファミリ)」を発表した。
UDOファミリは、記憶容量が1枚30GバイトのUDOメディアをライブラリに搭載することで、最大7Tバイトまで拡張できる(MOメディアの記憶容量は最大9.1Gバイト)。UDOファミリは既存のMOとの混在が可能。ほかの光ディスク規格を採用した既存製品と同じ設置面積で3倍以上の容量を実現するという。さらに、「1Gバイト当たりのコストは最大75%少なくなる」(同社)。
UDOメディアは耐久性に優れ、50年以上の長期保管が可能とされている。一度書き込んだデータの書き換えを防止するWrite Once Read Many(WORM)機能に対応しているので、改ざんを防止しつつデータ資産を管理/運用できる。日本HPでは、医療機関や政府機関、金融業界、博物館などでの利用を見込んでいる。データ転送速度は毎秒8Mバイト。
同ファミリの各製品の概要は以下の通り。いずれも同日販売を開始する。
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