日本ユニシスとターボリナックスは、オープンソースソフトウェアを使った中小規模システム向けサーバの提供で業務提携した。両社が5月31日に明らかにしたもの。今秋発売予定のターボリナックス製サーバOS「Celica」(開発コード名)を日本ユニシスがPCサーバに組み込み、パッケージ製品として企業向けウェブシステム市場で販売する。
日本ユニシスが販売する同パッケージは、複数のコンピュータを並列に運用するクラスタ構成にも対応可能という。「最小限のコストでかつ短期間に高品質なシステムを構築したいユーザーに最適」(両社)
提供にあたってはグループ企業で連携し、ハードウェア(日本ヒューレット・パッカードのx86サーバHP ProLiant)およびソフトウェアの販売と導入から保守までのサービスをワンストップで手がける。「これまでハードウェアとOSを別々に購入してインストールしていたユーザーは、このパッケージを利用することにより、導入作業時間の短縮、構築作業の負担軽減、トータルコストの削減を実現できる」(両社)
ターボリナックスのCelicaは、Linuxカーネルバージョン2.6を採用するサーバOS。Linux、Apache、MySQL、PHP(LAMP)/Linux、Apache、PostgreSQL、PHP(LAPP)システムの構築に適し、セキュリティ機能が強化されたSecuriry-Enhanced Linux(SELinux)である。
同パッケージの税込み価格は20万円から。今秋発売の予定。
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