Yahoo! BBを利用したソフトバンクグループの放送サービスがいよいよ本格始動する。ビー・ビー・ケーブルは6月1日より、BBケーブルTVのサービス名称をBBTV(ビー・ビー・テレビ)に改めるとともに、料金を引き下げると発表した。6月10日からは無料キャンペーンを実施し、会員獲得に乗り出す。
BBTVはYahoo! BBのADSL回線を利用した放送サービス。通常のテレビ番組のように24時間放送されるチャンネルと、見たいときにコンテンツを購入して視聴するビデオ・オンデマンド(VOD)サービスの2種類がある。
ビー・ビー・ケーブルでは月額の基本料金を引き下げるほか、VODコンテンツの価格も改定する。基本料金を525円に引き下げ、今まで基本料金に含まれていたチャンネル放送利用はオプションとする。VODコンテンツに関しては、レンタルビデオの実勢価格が下がっていることに合わせ、平均で30%値下げする。例えば映画の新作の場合、現行価格の514円を360円に改定するという。これにより、「加入時のハードルを下げて間口を広げる」(ビー・ビー・ケーブル取締役の楜澤悟氏)方針。また、Yahoo! BBサービス全体のARPU拡大も狙っている。
料金改定に合わせ、新規加入者を対象とした無料キャンペーンも行う。キャンペーン期間は6月10日から8月31日までで、先着4万名が対象となる。内容は月額基本料金の525円が年内無料になるほか、加入契約料金の1万290円が不要となり、VODコンテンツや放送チャンネルが2週間見放題になるというもの。楜澤氏は「グループの総力をあげてBBTVの販売体制を構築する」と話しており、Yahoo! BBのキャンペーンに合わせて、大手家電量販店の店頭やヤフーのポータルサイト上で積極的に宣伝活動を行うとしている。
現在サービスエリアは1都3県に限られているが、今後順次全国展開していくことも明らかにされた。まず2004年秋に大阪、愛知で開始し、その後主要都市へ拡大。2005年をめどに全国でのサービス開始を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス