ソフトウェアベンダComputer Associates International(CA)が25日(米国時間)、四半期決算で黒字化を達成したことを発表した。また同社は、米証券取引法違反の疑いで告発されている問題を解決するため、1000万ドルの支払いを政府に申し出ていることを、投資家に報告した。
同社は、3月31日締めの第4四半期において、売上高8億5000万ドルに対し、8900万ドル(1株当たり15セント)の利益を計上したことを発表した。前年同期は、売上高7億7500万ドルに対し、1億500万ドル(1株当たり18セント)の損益を計上していた。今回の決算には、非継続事業による1株当たり10セントの利益も含まれている。
また同社は、同四半期決算を発表するなかで、政府から調査を受けている問題について1000万ドルの資金を支払う準備があることも明らかにしている。
「この(1000万ドルという)数字は、司法省や証券取引委員会(SEC)から取り調べを受けていた件の和解交渉のなかで、われわれが政府に初期提示した金額に基づいて算出した」と同社は述べている。また、同社は「政府の調査が行われるタイミングやその結果、そしてこれが重要かもしれないが、たぶん課されるであろう罰金の金額」については予測できないと付け加えた。
同社の発表によると、一部の項目を除いた利益は1株当たり18ドルで、同社が6日に発表した1株当たり利益17セント〜18セントという予測値と一致した。
暫定CEOのKenneth Cronは声明のなかで、CAのソフトウェア事業は進展していると述べる。「前四半期中は、いくつかの騒動があったにも関わらず、CAのスタッフは、インフラ/セキュリティ/ストレージ管理機能に関する顧客のニーズを満たすべく、業界で最も広範かつ革新的なソフトウェアスイートを提供することに重点的に取り組んできた」(Cron)
同社は6月30日締めの今四半期の業績について、1株当たり5セント〜7セントの利益と、8億6500万ドル〜8億8500万ドルの売上を見込んでいると述べている。また通年では、利益が1株当たり28セント〜33セント、売上が35億ドル〜37億ドルとなる見通しであることを明らかにしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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