シマンテック、スパム対策ソフトベンダを3億7000万ドルで買収へ

 セキュリティ会社Symantecは米国時間19日、スパムやウイルス対策ツールを開発するソフトウェアメーカーBrightmailを3億7000万ドルで買収する計画だと発表した。

 Brightmailは今年の3月、新規株式公開(IPO)に向けて米証券取引委員会(SEC)に申請書類を提出している。SECによると、同社の2003年の業績は、売上2600万ドルに対して純利益110万ドルだったという。一方、2002年は、売上1210万ドルに対して520万ドルの純損失を計上していた。

 かつてNorton Antivirusツールで知名度を上げたSymantecは現在、事業を拡大して、多様なセキュリティソフトウエア製品のほか、サービスやハードウェアを提供するようになっている。事業拡大を達成するため、同社は過去2年の間に、SafeWebやOn Technologyなどいくつかの企業を買収している。

 Symantecは2000年にBrightmailに対する投資を行っており、現在はBrightmailの株式の約11%を保有している。

 Symantecは4月2日締めの第4四半期の決算を発表しており、それによると、同四半期の純利益は1億1700万ドル(1株当たり35セント)だったという。一方、前年同期の純利益は6800万ドル(1株当たり21セント)だった。調査会社Thomson First Callによると、アナリストらは同社の第4四半期の決算について、1株当たりの純利益は34セントになると予測していたという。

 同社の売上は、前年同期と比較して43%増加し、5億5600万ドルだった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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