日立製作所とシスコシステムズは、企業ネットワークにおけるセキュリティ分野での協業について基本合意に達した。両社が5月20日に明らかにしたもの。日立のセキュリティソリューション「Secureplaza(セキュアプラザ)」とシスコの「自己防衛型ネットワークSelf Defending Networking(SDN)構想」に基づくソリューションを組み合わせてソリューションサービスを拡充する。協業の第一弾として、両社は日立のウィルス汚染防止ソリューションとシスコのネットワーク アドミッション コントロール(NAC)を組み合わせて提供する。価格は個別見積もりとし、提供開始は2004年7月の予定。
NACは、アンチウイルスベンダー3社(ネットワークアソシエイツ、 シマンテック、トレンドマイクロ)の協力によって実現したソリューション。ウイルス対策ソフトウェアのバージョンをPCごとに確認し、その情報とルータなどのネットワーク機器内の自己防衛機能を利用することで、企業ネットワークへのアクセス制御を行う。
NACとウィルス汚染防止ソリューションを連携させると、セキュリティ基準を満たさないパソコンに対する接続拒否やウイルス定義ファイルの更新などが自動的に行える。さらに、ウイルス/ワームの活動やエンドユーザーの危険な行為を分析することで、感染被害や情報漏えいを未然に防げる。
なお、ウィルス汚染防止ソリューションとNACを活用したネットワーク設計/構築/導入サービス、運用支援/監視サービスの提供は、日立インフォメーションテクノロジーが担当する。
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