ソニーは、DVD、CD、Blu-ray Disc(BD)の3形式の光学ディスクに単一ヘッドで対応可能な3波長記録再生用光学ヘッドを開発した。同社が5月17日に明らかにしたもの。
この3波長記録再生用光学ヘッドは、DVD(波長660nm)、CD(同785nm)、BD(同405nm)という波長の異なるレーザー光を発振する半導体レーザー素子を一体化しており、1つのパッケージから3種類のレーザー光を出せる。さらに、対物レンズ部において、非球面ガラスや、各波長に合わせた球面収差補正を行うホログラムレンズを採用することで、3つの波長に1つの光学系で対応した。
同ヘッドは、大きさが82mm×50mm×32mmで、光学部品の数が20点。一方、従来品で3波長に対応するには、DVD/CD用のヘッド(45mm×20mm×29mm)とBD用のヘッド(80mm×55mm×25mm)の2つの光学ヘッドが必要で、光学部品点数が26点もあった。
同社は、3波長光学ヘッドの2年以内の商品化を目指すとともに、部品点数削減などによる小型化を図る。
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