Microsoftは今週、Windowsプログラムが簡単に開発できるよう考えられた、既存のテンプレート集をオープンソースコミュニティ向けに公開した。これにより、プログラム開発者はこのテンプレートに自由に手を加えられるようになる。
Microsoftは11日夜、OSDNが運営する世界最大のオープンソース・ソフトウェア開発サイト「SourceForge」で、同社のWindows Template Libraryを公開した。このライブラリは、開発者がWindowsプログラム用のグラフィックインターフェースをより簡単に作成できるように設計されたコード集だ。同テンプレート集は、過去5年間、Microsoftの開発サイトで無料で配布されてきていたものだ。
MicrosoftがSourceForgeサイト上で、オープンソースライセンスに基づいてコードを発表するのは、今回が2度め。同社は2回ともライセンスとして、Common Public License(CPL)を利用した。Microsoftは今年4月に、Windows Installer XML(WiX)のコードを公開したが、これは同社のWindows製品用のインストールパッケージを、XMLソースコードで構築するためのツールを集めたものだ。
今回公開されたテンプレートに関しては、開発者はそれらを基礎とした新たなプログラムを開発したり、またそれ自体を修正することも可能となった。
「(Microsoftがコードを公開するのは)今回が全く初めてというわけではない」と語るのは、MicrosoftのShared Source Initiative担当マネジャーJason Matusow。「過去には、われわれが十分なソースコードを公開していないと懸念する声があった」(Matusow)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」