NECは5月7日、ビジネス向けノートパソコン「VersaProシリーズ」において、コストパフォーマンスを向上させたベーシックノート4機種の商品化を発表した。ビジネス向けデスクトップパソコン「Mateシリーズ」についても、スリムタワー型2機種、液晶一体型2機種など計9機種を商品化した。いずれも同日販売を開始し、5月14日に出荷を始める。
VersaProの新機種は、フロッピーディスクドライブ、シリアル/パラレルといったレガシーポートなどを省き、基本機能のみ搭載した製品。その結果、従来のエントリーモデルに比べ、約15%の低価格化が実現したという。プロセッサはインテルPentium M(動作周波数1.50GHz)またはCeleron M(同1.20GHz)。「USB接続を前提とした一般OA業務に十分な基本性能を有している」(同社)
VersaProベーシックノートのそのほかの仕様などは以下の通り(一部構成はBTOにて変更可能)。
・ベースモデル:VY15F/EF-M
・メモリ:DDR-SDRAM(256Mバイト)
・グラフィックアクセラレータ:インテル855GMEチップセット内蔵
・ディスプレイ:15型TFTカラー液晶(XGA:1024×768ピクセル)
・OS:Windows XP Professional
・ハードディスク装置:約40Gバイト
・CD-ROMドライブ:最大24倍速
・通信機能:100BASE-TX/10BASE-T
・バッテリー:ニッケル水素
・希望小売価格(税別):17万2000円
Mateシリーズのスリムタワー型は、ギガビットLAN、AGPスロットなど一般OA用途では使用頻度の低い機能を非搭載とし、「同等の性能を持つ機種に比べ約21%の低価格化を実現」(同社)。プロセッサはインテルPentium 4(同2.80A GHz)。
Mateシリーズの液晶一体型は、超低電圧版インテルPentium M(同1.10GHz)を採用したことで、「通常のスリムタワー型と15型液晶モニターを組み合わせた製品に比べ約40%の省電力化を達成した」(同社)という。省エネルギー設計やファンレス機構の採用により、騒音の大きさを約20dBに抑えている。
Mateシリーズ両製品の主な仕様などは以下の通り(一部構成はBTOにて変更可能)。
【Mateスリムタワー型】
・ベースモデル:MY28V/L-E
・メモリ:DDR-SDRAM(256Mバイト)
・グラフィックアクセラレータ:インテル865GVチップセット内蔵
・ディスプレイ:なし
・OS:Windows XP Professional
・ハードディスク装置:約40Gバイト
・CD-ROMドライブ:最大24倍速
・通信機能:100BASE-TX/10BASE-T
・希望小売価格(税別):11万6000円
【Mate液晶一体型】
・ベースモデル:MY11F/FR-E
・メモリ:DDR-SDRAM 256Mバイト
・グラフィックアクセラレータ:ATI Technologies製MOBILITY RADEON 9200
・ディスプレイ:15型TFTカラー液晶(XGA:1024×768ピクセル)
・OS:Windows XP Professional
・ハードディスク装置:約80Gバイト
・CD-ROMドライブ:最大24倍速
・通信機能:100BASE-TX/10BASE-T
・標準価格(税別):20万3000円
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