ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)は5月7日、Linuxサーバ向けアンチウイルスソフトウェアの新版HDE Anti-Virus 4.0 for ServerおよびHDE Anti-Virus 4.0 for Gatewayを5月18日に発売すると発表した。複数のスキャンエンジンを搭載しているので、複数のアンチウイルス製品を同時に実行しているのと同じ効果が得られるという。
HDE Anti-Virus 4.0 for Serverは、ファイルサーバやウェブサーバのコンテンツを定期的に検査し、自動的にウイルスを駆除する製品。接続されるクライアント数が増えても追加ライセンス料は不要で、ウイルス対策用に別途サーバマシンを用意する必要もない。
HDE Anti-Virus 4.0 for Gatewayは、メール送受信やウェブブラウジング、FTPによるファイル送受信時の通信内容をリアルタイムに監視し、ウイルスの検出と削除を行う。さらに、Realtime Blackhole List(RBL)を参照して電子メールの不正中継を行うサーバからの電子メール受け取り拒否することで、受信するスパムメールの数を減らせる。
両製品は、フィンランドF-Secureのアンチウイルスエンジンを採用。ウイルス定義ファイルの更新は自動的に行う。対応Linuxディストリビューションは以下の通り。
・Red Hat Enterprise Linux AS 2.1/3.0
・Red Hat Enterprise Linux ES 2.1/3.0
・Red Hat Enterprise Linux WS 3.0
・Red Hat Professional Workstation
・Red Hat Linux 7.2/7.3/9
・Turbolinux 10 Desktop
・Turbolinux 8 Server
・MIRACLE LINUX Standard Edition v2.1
HDE Anti-Virus 4.0 for Serverの税込み価格は5万2500円。HDE Anti-Virus 4.0 for Gatewayは7万8750円(15ユーザー版)から。HDE Anti-Virus 4.0 for Gatewayについては、他社製品からの乗り換えユーザー向け優待品「乗換割引パッケージ」を用意する。価格は3万9375円(15ユーザー版)から。
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