内閣官房、警察庁、総務省、経済産業省は4月26日、Windowsの脆弱性を攻撃するプログラムが広まる危険性があるとして注意を呼びかけた。この脆弱性はマイクロソフトが4月14日に発表したMS04-011で対応可能な問題で、攻撃を行うプログラムの存在がすでに確認されているという。4組織は予防対策を推奨している。
MS04-011はPCT/SSLの脆弱性に対応したもので、この脆弱性を使って攻撃を行うと、パソコン上で任意のプログラムを実行できてしまう。そのため、攻撃プログラムが他のパソコンへの感染手段として悪用された場合、さまざまなウイルス/ワームがまん延しかねない。「しかるべき措置をとらない場合、ネットワークに接続しているだけでコンピュータ内のデータが漏えいしたり、コンピュータが乗っ取られたりする」(4組織)
Windows NT/2000/XPおよびWindows系サーバ製品の場合は、マイクロソフトのWindows Updateサイトにアクセスし、MS04-011を含むセキュリティ問題の修正プログラム(セキュリティパッチ)をダウンロードし、コンピュータにインストールする。
上記OSを動かしているパソコンをサーバとして利用していなければ、導入されているIISを削除すればよい(参考情報1、参考情報2)。サーバとして運用している場合は、ウェブサイトの情報を参考にIISに対策を施す(参考情報3、参考情報4)。
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