ネットマークスは4月23日、企業内ネットワークに接続されているパソコンの状況を高い精度で把握するためのサービス「ネット接続PC検出サービス」を発表した。同日提供を始める。同サービスを利用すると、クライアントパソコンの台数や利用頻度などを正確につかめるという。
同サービスを使う場合、ユーザーはまず社内のネットワークに専用の検出装置を約2週間設置する。同社は、この装置が収集したクライアントパソコンの接続情報を解析し、ユーザーに報告書を渡す。
同社によると、「通常のIT資産管理ツールはIPアドレスをキーに管理を行う場合が多く、IPアドレスが変化するDHCPサーバなどを利用したネットワーク環境への対応が不十分」という。そこで、同サービスでは、パソコンに固有のMACアドレスをキーとして検出を行い、コンピュータ名やIPアドレス、稼働率などの情報を収集する。「MACアドレスをキーに使う同サービスとの連携により、IT資産管理データベースの精度検証やデータ補完が可能となる」(同社)
同社はIT資産管理ツールベンダー/サービスベンダーと協業関係を強化し、同サービスと各社のIT資産管理ツールなどを連携させ、より付加価値の高いサービスとして共同提供するとしている。パートナー企業は以下の9社。
ネット接続PC検出サービスの価格は25万円より(対象IPアドレス数は2万5000件まで)。初年度100社の導入を見込む。
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