バーテックスリンク(森田悟郎社長)は4月21日、総合情報漏洩対策ソリューション「Webwasher(ウェブウォッシャー) V5」を5月18日に出荷開始すると発表した。新バージョンでは、構成製品とオプションを再編成した新ライセンス形態を採用し、情報漏洩対策のさまざまなニーズに細かく対応していく。
具体的には、従来の3製品2オプションから、「URL Filter」、「Content Protection」、「AntiVirus」、「SSL-Scanner」、「Content Reporter」、「Instant Massage Filter」、「Anti Spam」――の7つの製品モジュールに拡充し、必要とする機能だけを選んで導入できるライセンス形態に変更した。さらに、製品モジュールごとに大幅な機能アップと新機能の追加を行っている。「Content Reporter」については、「URL Filter」に標準搭載されるほか、単品でも販売する。
また、新バージョンの発売を機に、これまで以上にSI業者やソフトウェア販売業者などの販売パートナーとの連携を強化し、企業、官公庁のほか、教育機関やxSP事業者などへの早期の普及浸透を目指していく方針。
同社では、97年から情報セキュリティソリューション事業に取り組んでおり、02年から独webwasher社製「Webwasher」を販売してきた。来年4月の個人情報保護法の全面施行を控え、個人情報はもとより企業情報を含めたセキュリティ対策を本格的に検討する企業が急増していることから、潜在需要との接点の拡大を図るため、販売パートナーとの関係を強化拡大し、情報漏洩対策にフォーカスしたセキュリティビジネスに取り組んでいくことにした。
「Webwasher V5」の価格は、「URL Filter」が1年間のデータベース更新、サポート費込みで50ユーザー用36万7500円から。販売パートナー経由で今年度、3億円の売り上げを見込んでいる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス