BEA SystemsとAccentureは、企業が無秩序に膨れあがった複数のウェブサイトを統合してスリム化し、新たに構造化されたウェブポータルに作りかえることを支援するサービスで業務提携すると発表した。
両社は米国時間13日、eCommerce and Portal Rationalizationパッケージを発表した。これは、BEAのWebLogicソフトウェアと、AccentureのJavaベースのウェブオペレーションにおける実績を活かしたものだ。この提携の目的は、企業が業績をリアルタイムに把握しカスタマーサービスを改善できるように支援することだと両社はいう。
このポータルパッケージは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいて考えられている。SOAとは、より柔軟でコスト効率の高いバックエンドシステムの構築や相互リンクを行うためのフレームワークのことだ。BEAはSOAの採用を支持する企業の1つで、以前から、企業のITインフラを合理化する方法としてソフトウェアプログラマやシステム設計者に対してSOAの採用を勧めてきた。
「大規模な組織の情報システムは、驚くほど大規模で複雑だ。多くの場合、維持費も非常に高い」と、BEA Systems上級ディレクターRobert Duffnerは声明のなかで述べた。
BEAとAccentureのサービスを利用した例として、ベルギー政府が構築した国民向けのポータルが挙げられる。このポータルでは、政府の情報やサービスを4カ国語で提供している。また、シンガポール航空は顧客向けのポータルを統合したと両社はいう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」