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米携帯電話会社、ヨハネ・パウロ2世のメッセージを配信

Ben Charny (CNET News.com)2004年04月07日 21時28分
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 米Verizon Wirelessは7日(米国時間)、携帯電話の加入者がヨハネ・パウロ2世からのメッセージを受け取れる新サービスを米国で開始する。

 このサービスは、加入者が30セント支払うと、ヨハネ・パウロ2世の説教、スピーチ、メッセージに基づいて作成された手紙を毎日受け取ることができるというものでローマ法王庁とローマに拠点を置くイタリアの無線サービスプロバイダAcotelとの契約に基づいて提供される。情報筋によると、AT&T WirelessやCingular Wirelessも早急に同様のサービスを開始するという。

 Acotelが6日に配布したサービスの説明書によると、Verizon Wirelessの加入者がこのサービスを利用するには、まず「24444」というアドレス宛てにテキストメッセージを送信する。すると数秒後に、その日の「特定宗派に限らない祈りや導きなどの励ましの言葉」が含まれたメッセージが返信されるという。

 米カトリック司教協議会の広報担当、Sister Mary Ann Walshは「人々は常に法王様を売り物にする方法を模索している」と語る。

 自宅からも外出先からもインターネットにアクセスして信仰を深められるようにしたいと願う人々は次第に増えてきている。米国の携帯電話サービスプロバイダはヨハネ・パウロ2世のメッセージを毎日配信することで、そのような人々の中からリスナーを見つけたいと考えている。今や宗教は人々がインターネットを利用する理由の上位3位以内にランクされており、ウェブ上の宗教関連オプションの幅は、ほぼメディア自体のそれに匹敵する。しかし携帯電話は画面が小さい上に処理能力が限られているため、携帯電話向けサービスはほとんど開発されていないのが実情だ。

 この新しい携帯電話サービスにより、今日のカトリック教会幹部の情報技術を重視する姿勢が改めて示されたかたちだ。今年5月で84歳を迎えるヨハネ・パウロ2世は、すでに神や世界平和についての自らのメッセージをインターネットを通じて布教している。彼は以前、World Wide Web(WWW)について、「すばらしい手段だ」と語った。

 ヨハネ・パウロ2世は2年前に行われた第36回World Communications Dayで次のように述べた。「現存する、礼拝式かつ礼典形式の本物の教会だけから与えられる神についての深い経験を、インターネットで体験することは決してできない。しかし、インターネットならではの支援や補助をしたり、コミュニティの中でのキリストとの遭遇のための準備と遭遇から始まる信仰の旅において、新たな信者を支援したりすることは可能だ。」

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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