日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月6日、HP 9000サーバシリーズを刷新し、新型PA-RISCプロセッサ「PA-8800デュアルプロセッサモジュール」を搭載した製品を同日より出荷すると発表した。価格は110万円から。
PA-8800デュアルプロセッサモジュールは、単一チップ上に2つのプロセッサを実装するアーキテクチャを採用。同プロセッサを搭載するサーバは、PA-8700+ベースの従来機に比べ性能が最高約50%向上するという。「従来の同等クラスのサーバと最大構成で比較すると、プロセッサ単体の性能が向上していることに加え数が2倍に増えるので、性能および搭載可能プロセッサ数の面から拡張性は2.5倍以上になる」(同社)
PA-8800デュアルプロセッサモジュールを搭載する新型サーバは以下の通り。
PA-RISC搭載サーバは、容易にPA-8800デュアルプロセッサモジュール搭載サーバにアップグレードできる。現行のHP 9000サーバと同じバージョンのHP-UX(HP-UX11iv1)に対応しているため、アップグレード時にシステム環境を変更する必要がない。
また、同社はPA-8800搭載HP9000サーバなどの同社製Unixサーバやストレージ製品HP StorageWorksシリーズを導入する顧客を対象に、既存コンピュータを下取りして廃棄処理する「下取りプログラム」も実施する。他社製品も含め、Unixサーバを最大200万円、ストレージ製品を最大150万円で引き取るとしている。
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