本当に戦争は終わるのか?--サンとマイクロソフトが停戦合意 - (page 3)

Mike Ricciuti and Martin LaMonica2004年04月05日 20時07分
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本当に新時代はやってくるのか?

 こうした様々ないさかいの歴史を持つ両社だが、本当に刀を鞘に収めることができるのか。この問いかけに対して、McNealyは「もちろん」と答えている。2日の記者会見のなかで、同氏は反Microsoftのレトリックをトーンダウンし、代わりに両社が競合しつつも製品はきちんと連動するような取り決めを結ぶことに注力するよう顧客から要請を受けていたことを明らかにした。

 2日に結ばれた合意は、同社の発想が以前よりも顧客中心に変わっていることを反映したものだ。McNealyは、両社の交渉がプロフェッショナルなやり方で互いを尊重しながら進められたと語った。

 「たぶん我々が大人になったのかもしれないし、彼らのほうが成長したのかもしれない。誰にもわからないことだ」と同氏は述べ、さらに「おそらく顧客の重要性が増したのかもしれない」と付け加えた。

 近年では、多くの顧客や業界アナリストが口げんかをやめるように求めていた。「この和解はSunにとって、すでに役に立つ目的を失った過去の戦いから逃れるチャンスとなるだろう」と、IlluminataアナリストのGordon Haffは述べている。

 今回の合意はまた、IT市場が変化したことを示すものでもある。「頑固な反マイクロソフト主義者にしてみれば、Scott McNealyが裏切ったということになる」とRedMonkアナリストのJames Governorは述べている。「だが、LinuxやJava、.NETをいっしょに動かそうと真剣に考えている者にとって、これはとても大きなニュースだ」(Governor)

 ほとんどの企業は現在Javaと.NETの両方をサポートしており、今後も引き続きそうしていくことになるだろうとアナリストは述べている。「SunとMicrosoftは簡単にいうと手打ちを行い、『我々はどちらも消えて無くなったりしないのだから、一緒にやっていったほうがいい』といっている」と、Forrester ResearchアナリストのFrank Gillettは述べている。

 両社が和解に達した背景には、明らかに戦略的な理由がある。Gilletはまた、この合意を通じて、MicrosoftはSunが存続可能なUnixベンダーであり、両社にとっての共通の敵として浮上したIBMにとって代われる選択肢として同社を支持したことになると指摘している。

 しかし、将来両社の協力からどういった展開が生まれてくるか、そしてこの休戦が長続きするかどうかは、依然としてはっきりしない。「これは、細かい点こそ重要になる類の話だ。そして細部だけでなく、どうそれを実施するかも、非常に重要になる」とSanford BernsteinアナリストのCharles DiBonaは述べ、「この合意の展開について注意深く見守らねばならない」と語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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