山之内製薬が、日本IBMと日本ベリサインのセキュリティ技術を導入し、全社規模の電子認証/セキュリティシステムを構築した。日本IBMと日本ベリサインが4月1日に明らかにしたもの。同システムは、日本ベリサインのマネージドPKIサービスVeriSign OnSiteによる認証局と、日本IBMのノートパソコンIBM ThinkPad X40を組み合わせている。「同ソリューションを全社規模で実現するのは、これが世界初の試み」(両社)
山之内製薬の構築したシステムは、認証局で発行された電子証明書をThinkPad X40のハードディスク装置に加え、内蔵セキュリティチップにも保存する。セキュリティチップはほかのパソコンに移せない仕組みになっているだけでなく、外した状態だとパソコンが起動しないので、電子証明書を安全に保管できるという。そのうえで、電子証明書を使って無線LANなどの社内ネットワークに対するアクセス制御、電子メールの署名や暗号化、ファイル暗号化などを実施し、セキュリティを確保する。
なお、電子証明書の発行に必要な情報はSAP R/3の人事データベースと連動するので、手続きの簡素化、発行の迅速化が図れるという。
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