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GNOME 2.6のリリース延期に--サーバへの不正侵入で

Robert Lemos (CNET News.com)2004年03月25日 12時53分
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 GNOME Projectは米国時間24日、運営するウェブサーバへ何者かが不正アクセスした形跡を発見したことを受けて、同日問題解決に向けた作業を開始したが、これにより同ソフトウェアの次期バージョンリリースが1週間遅れることを明らかにした。

 既報の通り、GNOME(GNU Network Object Model Environment)Projectのシステム管理者は、同プロジェクトのウェブサーバに侵入があった形跡を23日に発見した。プロジェクトメンバーのJeff Waughが24日に行ったデベロッパー向けの発表によると、GNOME 2.6のリリースを担当するチームは、この侵入を受け、アップデートのリリースを3月31日まで延期するとの判断を下したという。 

 「すでにリリースされたソースコードには一切影響がないとは判断したが、念のため、調査完了と、重要なサービス復旧のために十分な時間を(システム管理)チームに与えたいと思う。GNOME 2.6のリリースパーティーを企画してくれていた世界中の友人達に対しては、リリースが延期となってしまったことを、特に申し訳なく思っている」(Waugh)

 GNOME 2.6では、デスクトップLinuxのユーザーがOSを操作するためのGUIがさらに改善されている。GNOMEプロジェクトによると、たとえばファイルブラウザのNautilusなどが、高速化されているという。GNOMEデスクトップシステムは、Red Hat、NovellのSuSE、Mandrakeなど、さまざまなLinuxで採用されているが、ただしどのLinixでも代替の選択肢としてKDEなど他のGUIも利用できる。

 GNOMEのウェブサイトは、システム管理チームによって23日に閉鎖された。その後24日には、同サイトや、ファイルダウンロード機能などの複数のサービスが再び稼働しはじめたが、現在同サイトは再び停止している。

 GNOMEシステム運用チームのメンバー、Owen Taylorは、同プロジェクトのメーリングリストに投稿した電子メールのなかで、「新たな被害は見つかっていない。現時点で、我々は影響の範囲が限られたものだったと期待しているが、ただし慎重に事態を見極めたいと思う」と記している。

 

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。

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