シスコシステムズは3月19日、同社が提供している学校向け教育プログラム「シスコ・ネットワーキングアカデミー」において、遠隔実機実習システム「ネットラボ」の運用を開始すると発表した。同システムは、同社社内と大阪工業大学情報科学部の2カ所で利用できる。試験運用を3月末まで行い、4月に本格運用を始める。2005年春には、ほかの学校の受講生も利用できるよう提供範囲を拡大する。
シスコ・ネットワーキングアカデミーは、インターネット技術者を養成する教育機関向けプログラム。国内では1998年に試験的に開始され、現在、対応講座を開講している学校は231校にのぼる。同社の認定資格であるCisco Certified Network Associate(CCNA)とCisco Certified Network Professional(CCNP)の取得を目的とするコースが用意されている。
ネットラボは、同社のルータやスイッチで構成された実習環境を、インターネットを通して遠隔地から利用できるシステム。「これまでIT技術者育成教育で難しかった、実機実習のEラーニング化が可能となる。各学校にとっては、実機環境による学習内容の充実、経費の削減、機材管理の簡素化、新たな学習スタイルの開発などが期待できる」(同社)
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