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ITコンサルティング業界に明るい見通し--米調査

Ed Frauenheim(CNET News.com)2004年03月11日 20時18分
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 米大手投資銀行のCredit Suisse First Bostonが米国時間10日に発表した調査結果によると、ITコンサルティング各社の今年の見通しは好転しつつあるという。

 C.S. First Bostonが100人の情報統括責任者(CIO)を対象に行った最新調査では、今年コンサルティング分野やシステムインテグレーション分野の支出が増えると答えた回答者が、全体の46%に上ったという。なお、2003年の同調査では支出を増やした企業の割合は36%だった。

 「全体的に、我々の調査結果は、コンサルティング業界の展望が以前より明るくなっていることを示していると思う。今年は支出がいくぶん改善され、料金もようやく安定しそうだ」と、C.S. First BostonアナリストのDris Upitisは同報告書のなかで説明している。

 C.S. First Bostonの調査は、さまざまな業界からフォーチュン1000企業を選び、そのCIOを対象に行われた。

 今回の調査結果は、IT支出の改善を予測した他の報告書に続いて発表された。2月には、市場調査会社のGartnerが、新たなアウトソーシング契約を結ぶ企業の数が今年30%増加すると予想していた。

 C.S. First Bostonの調査からは、各企業のCIOが昨年秋に比べ、ITコンサルティングやシステムインテグレーション関連で、より野心的な計画を立てていることがわかった。同社が行った10月の調査では、38%の回答者が、2004年にIT支出を増やすだろうと予想していた。また、前回の調査では、回答者の23%が2004年にIT支出が「大幅に減少する」と予想していたのに対し、今回の調査で同様の予想をした企業はわずか10%に減少している。

 同調査によれば、回答者のほぼ半分は、料金レートが今年横ばいで推移すると予想しているが、26%は少なくともある程度高くなると見ている。

 C.S. First Bostonは、この調査結果を引用し、72%の企業が、コンサルティング会社やシステムインテグレータを選ぶ際に、具体的な製品分野に関する専門知識を最も重視していると述べた。「これは、需要が回復すればハイエンドのプロバイダが、高額の料金を請求できることを意味する」(Upitis)

 今回の調査は、政治家の関心を集め、論争の的となっている、海外へのアウトソーシングにも触れており、企業がこうした取り組みを進めようとする際には、大幅なコスト削減を達成できるかを見極める必要があることも示している。C.S. First Bostonの調査では、海外へのアウトソーシングを検討するにあたり、回答者の75%以上が、30%以上の経費削減が前提条件になると考えているという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。

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