日本電信電話(NTT持株)、東日本電信電話(NTT東日本)、西日本電信電話(NTT西日本)各社は、2004年度事業計画を総務大臣に認可申請したと発表した。
NTT持株は、良質かつ安定的なユニバーサルサービスの確保のために、NTT東日本およびNTT西日本に対して電気通信ネットワークの品質および高度化に係わる企画・調整、天災等非常事態の発生時における統括・調整機能の発揮、効率的な資金調達の実施および資材調達の方針策定など、必要な助言やあっせんを行っていく。
また、電気通信ネットワークの高度化を図り、大容量の情報を、より高速かつ経済的に伝達するためのインフラ系研究開発、高度化された電気通信ネットワークを利用して、電子的な情報、商品、貨幣が、人・企業・モノ間でより円滑に流通する高度情報通信ネットワーク社会の実現に向けたユーザー系研究開発、膨大なディジタル情報がネットワーク上を流通する時代を見据えた超高速・超大容量なテラビット・ペタビットレベルの通信を達成するフォトニックネットワークの実現に向けた基礎技術研究開発を積極的に行っていく。
NTT東日本は、加入電話の増設を5万加入、移転を304万加入と予想している。また、福祉社会に対する社会的要請に応えるためシルバーホンあんしんを200個、同めいりょうを100個設置する。公衆電話については、3万4000個の削減を予定しているが、車いす用公衆電話ボックスの設置は推進を図る。INSネットについては、INSネット64が41万6000回線減の397万4000回線、INSネット1500が増減なしの3万7000回線となる見込みだ。一般専用サービスでは、3万1000回線減、高速ディジタル伝送サービスは4万3000回線減となる予定。加入者光ケーブルは130万心Kmとなり平成16年度末のカバー率は83%となる。
NTT西日本は、加入電話の増設を3万加入、移転を247万加入と予想している。シルバーホンについては、あんしんを400個、めいりょうを100個設置する計画だ。公衆電話については、3万個の削減を予定。INSネット64は44万5000回線減の370万1000回線、INSネット1500は増減なしの2万1000回線となる。一般専用サービスは、3万6000回線減、高速ディジタル伝送サービスは5万5000回線減を予定。加入者光ケーブルは170万心kmとなり平成16年度末のカバー率は81%となる。
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