ブラザー工業(平田誠一社長)は2月18日、超薄型モバイルプリンタ「MPrint(エムプリント)」シリーズの新製品として、PDAやモバイルPCなど携帯情報機器向けの無線通信規格「Bluetoothインターフェース」に対応した「MW-140BT」を3月16日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。
同社では、携帯情報機器に対応するプリンティング機器として、厚さ17.5mmの世界最薄(04年1月末時点)コンパクトサイズと業界初の紙カセット方式を実現した、IrDA対応の超薄型モバイルプリンタ「MW-100e」、および携帯電話からの印刷にも対応した「MW-120」をラインアップしている。
今回発売する「MW-140BT」は、同社製品としては初めて、USBに加えBluetoothインターフェースに対応したモデルで、PDAやモバイルPCから近距離であれば、間に障害物があっても無線通信によって印刷することが可能となった。
Bluetooth無線通信用に、電源を切らずに待機する自動スリープモードを搭載しており、待機中に印刷命令を送ることで本体が自動的に起動して印刷するため、電源のON/OFFを気にせずに使用することができる。また、印刷が終了するごとにインターフェースから解放されるため、他の機器からも無線接続が可能で、1台のプリンタを簡単に共有できる。
これによって、「MW-140BT」をカバンの中に入れた状態で印刷操作を行い、後で用紙を取り出したり、PDAやモバイルPCを両手で操作しながら印刷することが可能となる。
同社では今後、3機種のラインアップで、さまざまなユーザーニーズに幅広く対応するとともに、モバイル環境における最適なプリンティング機器として「MPrint」シリーズを提案し、拡販に注力していく方針。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」