欧州連合(EU)は、ドイツ・ザクセン州のドレスデンにAdvanced Micro Devices(AMD)が建設中の2つ目のチップ製造施設に、ドイツ政府およびザクセン州政府が助成金を提供することを承認した。
AMDによると、この助成金は約5億4500万ユーロ(6億8400万ドル)で、EUの助成金制度で認められる最大額だという。同社は昨年11月から、ドレスデンにある既存の工場の隣に新工場を建設する工事を始めている。
同社が工場建設地をドレスデンに決定した理由の1つは、ドイツ政府が提供する助成金額の大きさだった。AMDは工場建設とその後のアップグレードに、今後4年間で24億ドルを費やす見込みだと述べている。同社は2006年に、同工場でのチップの大量生産を始める予定だ。
新チップ製造施設では300ミリメートルのウエハを採用して、1回に生産できるチップ数を増やし、コスト削減を図る。AMDによると、最終的には65ナノメートルにまでチップの製造プロセスを向上していくという。同社は現在130ナノメートルチップを生産しているが、他の大手チップメーカーとほぼ同じタイミングで、年内に90ナノメートルに移行したい考えだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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