PtoPネットワークの統合を目指すMorpheusの新版が登場

Jonathan Skillings(CNET News.com)2004年02月04日 17時56分

 StreamCast Networksは3日(米国時間)、同社のピアツーピア(PtoP)ソフトウェアのアップデート版、Morpheus 4を発表した。同社では、この新バージョンを、さまざまなファイル交換ネットワークをつなぐハブにしたいと考えている。

 Morpheus 4では、Kazaa、iMesh、eDonkey、Overnet、Grokster、Gnutella、LimeWire、G2など、ほかのPtoPクライアントのユーザーに直接接続できるという。同ソフトは、現在無料でダウンロードできる。

 PtoPの大手商用サービスで、マルチネットワーク機能を提供するのは今回がはじめて。StreamCastはPtoP共通検索機能を提供することにより、ライバルのPtoPネットワークに一歩先んじた形だ。なお、Morpheus 4の発表以前にも、Morpheusほどの影響力を持たないごく少数のプログラムが、同様の機能の提供を開始していた。

 Morpheus 4はVoIP(Voice Over Internet Protocol)機能も備える。VoIPは、インターネットを利用することにより格安もしくは無料で通話できるインターネット電話用の技術で、最近IT業界で特に注目を集めている。ユーザーはMorpheus 4を使ってオンライン上で相手と会話を楽しむことができる。

 またMorpheus 4では、いわゆるスパイウェアの侵入を遮断する機能も追加され、さらにプライバシー保護機能やウイルス対策機能もオプションとして提供されるという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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