マイクロソフトは27日(米国時間)、同社の最新版Wordアプリケーションに見つかった欠陥を修正するパッチをリリースした。この欠陥は、特定の状況でWordをクラッシュさせてしまうという。
このアップデートは、現在ダウンロードで入手可能になっている。この修正では主に、Word 2003でObject Linking and Embedding(OLE)に基づいたオブジェクトを含む書類を印刷もしくは保存しようとした際にプログラムがフリーズしたりクラッシュしたりする問題点に対応している。OLEは、テキストや音声、動画などを組み合わせた複雑な書類を作成するためのMicrosoftの技術。なお、この不具合に関する説明のなかには、この問題を一時的に回避する方法が記されている。
アップデートに付随する記事には、このパッチで修正されるそのほかの細かな問題も数多くリストアップされている。テキストが消えてしまう複数の状況やWord 2003が勝手にファイル変換ツールを起動してしまうなどの問題がこのなかには含まれる。この報告ではさらに400以上の「エラーシグネチャ」のリストもあり、これもパッチを適用することで修正されるという。
なお、Microsoftでは、すべてのWord 2003ユーザーに対して、このパッチを適用するよう呼びかけている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」