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次期Linuxカーネル、名前は「ワラビー」か?--豪のLinux会議で命名権オークション

Angus Kidman(ZDNet Australia)2004年01月20日 17時59分
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 オーストラリアのアデレードで開催されているLinux.conf.au 2004で、熱狂的な盛り上がりをみせたオークションの結果、次期リリースとなるLinuxカーネルに、オーストラリアに生息する動物の名前が付けられることになった。

 16日(現地時間)に会議参加者のために催されたPenguin Dinnerでは、主催者が、Linuxの創始者Linus Torvaldsをはじめとする全ての講演者のサイン入りTシャツを、オークションにかけた。

 Tシャツの落札価格がジリジリと吊り上がってくると、オープンソースコミュニティのメンバーが、このオークションにさらなる報奨を追加し始めた。GNOMEプロジェクトの管理者であるJeff Waughは、もし落札価格が2500豪ドルを上回れば、次にリリースされるGNOME 2.6に落札者の名前も加えると約束した。すると、公式に人前に出るのは夕食会だけのはずだったTorvaldsが突然口を挟み、その落札価格に達した場合、次期リリースとなるカーネルには、落札者の好きなオーストラリアの動物の名前を付けると述べた。

 オークションの結果、ニューサウスウェールズ大学のオペレーティングシステム(OS)を専門とする教授Gernot Heiserが、Tシャツと命名の権利を3600豪ドルで落札した。

 Torvaldsは、もし具体的な提案がなければ、おそらく「ワラビー」と名付けるだろうと、ZDNet Australiaに対して語った。落札者のHeiserは、名前は今夜中には決めたくないと述べた。オークションで集められた資金は、ComputerbankSAという、コンピュータを障害者らに提供している慈善団体へ寄付される。

 さらに、オープンソースコミュニティの気前のよさを見せつける例では、ボールを3回投げて、Torvaldsを水槽の中に沈める権利が2620豪ドルで落札された。もともとこの競りはオークションの練習のつもりで行われたが、実際にお金を出して競り落とそうという参加者が数十人も現れた。なお、このお金はCystic Fibrosisへ寄付される。また、Linux界の著名人たちのサイン入りApple PowerBookはさらに高値で落札されたが、こちらの売上はCanTeenとReachout.com.au.へ寄付される。

 ボールを3回投げるのは、会議の主催者であるMichael Daviesに決まった。会場の参加者からは、Torvaldsを水槽に沈める役に、伝説的なオーストラリアのLinux開発者であるRusty Russellを推す声が強く上がったが、Russellは「(Linusには)実際に自分の書いたパッチをいくつか採用してもらっているから」と、この役目を辞退した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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