イーエルティとモトローラは1月15日、モトローラのアプリケーションプロセッサであるi.MX 21をベースとする組み込みLinuxソリューションを発表した。同プロセッサにイーエルティのミドルウェアコンポーネントサービスEUPIXを対応させたもの。「i.MX 21のユーザーは即座に組み込みLinux用の多種多様なミドルウェアを使用でき、製品開発時の評価期間短縮、開発コスト削減が実現する」(両社)
EUPIXは、各種ミドルウェアの評価用モジュールをインターネットで提供するサービス。ユーザーは、製品開発や試作に必要なモジュールを任意に選択して利用できる。一方、i.MX 21は、ARM926EJ-Sコアをベースとするアプリケーションプロセッサ。「優れた動画機能のほか、処理性能を低下させることなく複数のアプリケーションを同時に実行する機能を備える」(両社)などの特徴がある。
EUPIXとi.MX 21による組み込みLinuxソリューションを使用すると、i.MX 21上でEUPIXのブラウザ、グラフィックスライブラリ、VoIP、MPEG4 Over IPなど、さまざまなミドルウェアを利用できる。「こうしたミドルウェアを組み合わせて開発を行うと、携帯電話機やPDAなどの携帯情報機器、AV機器や各種マルチメディア対応端末などの分野で、開発期間の短縮、コストの削減、不良資産の回避が可能な新しい開発モデルを作れる」(両社)
さらに両社は同ソリューションを提供するだけでなく、セミナーやイベントを共同開催するなど、マーケティング活動を含む包括的な協業を強化するとしている。
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