NTTドコモおよびNTTドコモグループ8社は1月9日、災害時の安否確認の方法として「iモード災害用伝言板サービス」を開始すると発表した。総務大臣に届出を行い、1月17日から全国一斉でサービスを開始する。
iモード災害用伝言板サービスは、大規模災害が発生した場合に被災地周辺のユーザーが自身の安否情報を書き込むことで、家族や友人、知人などが安否情報の確認を行えるもの。このサービスは、音声以外の通信手段を利用し、災害時に限定して提供される。具体的には、大規模災害発生時に「iMenu」のトップに「災害用伝言板」が追加される。メッセージを確認する場合は、安否情報を記入したユーザーの携帯電話番号を入力すると登録されたメッセージが表示される。
運用条件は、震度6弱以上の地震など災害が発生した場合。携帯電話番号1つにつき10件までのメッセージを登録できる。メッセージは「無事です。」「被害があります。」「自宅に居ます。」「避難所に居ます。」の4つの中から選択する。加えて全角で100文字以内のコメントを登録することも可能だ。
現状では、音声とメールなどのデータ通信のコントロールは統合的に行われているため、災害発生時の音声の輻輳によってはデータ通信もコントロールの対象となる可能性が高い。NTTドコモでは、今後導入予定の「音声通話とメール等のパケット通信を独立させて別々にコントロールする仕組み」と併用することで、同サービスが利用できる確率が向上すると予測している。
なお、iモード災害用伝言板サービス開始に伴い、1月17日から1週間程度体験サービスが提供される。
NTTドコモのニュースリリースCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス